妖怪の郷「三次」~三次もののけミュージアム~
こんにちは!
はとです!
少し前に鬼滅の刃が流行りましたね。
その前には妖怪のウォッチが流行りましたし、もっと前には犬夜叉が流行りました。
これらの話に共通するのは、鬼をはじめとした妖怪です。
日本では、鬼や河童などの妖怪の話が全国各地にあります。
それでは、これら妖怪のボスが誰なのか知っていますか?
知っている方はほとんどいないと思います。
今日は、妖怪のボスについてのお話です。
妖怪のボス
広島県三次市。
ここは山陽道と山陰道のちょうど真ん中に位置しており、交通の要衝でした。
三次市は江戸時代に三次藩の城下町として発展しました。
ここに妖怪のボスが2人争ったという伝説があります。
山本五郎左衛門と神野悪五郎です。
その様子は、「稲生物怪録」という絵巻に書かれています。
稲生物怪録
この稲生物怪録によると、山本五郎左衛門と神野悪五郎は魔界の覇権をかけて勇気ある若者を100人驚かせるという勝負をしました。
ある時、山本五郎左衛門は三次の若者である稲生平太郎を驚かせることにします。
山本五郎左衛門は30日間連続で怪奇現象を起こします。。
水曜日のダウンタウンもびっくりするくらいの状況ですが、稲生平太郎はまったく動じません。
稲生平太郎は30日間一度も驚かなかったため、山本五郎左衛門は負けを認めて平太郎の前に現れます。その時、平太郎の背後に氏神も現れます。
山本五郎左衛門は自分のことや神野悪五郎との勝負のことを話しました。
そして、木槌を渡し、この木槌を鳴らせば自分が現れて力を貸すと言い残し、
仲間の妖怪たちとともに帰っていきました。
結局、山本五郎左衛門と神野悪五郎の勝負は引き分けに終わったようです。
山本五郎左衛門が稲生平太郎を驚かせることになった経緯や驚かせる内容は、稲生物怪録を読んでみてください。
普通は発狂するくらいの内容です。
ドッキリに慣れた小峠さんでも耐えられないと思います。
三次もののけミュージアム
三次市にある三次もののけミュージアムでは、常設展示でこの稲生物怪録の展示をしています。
また、2021年7月現在では、河童や鬼などのミイラや頭蓋骨などの展示をしています。
チームラボもあり、ぬりえをした絵を画面に映して動かすことができます。
けっこう楽しいです。
鬼や河童などの妖怪に興味がある方はぜひ行ってみてください!
稲生物怪録も販売しています!