本州の西の端~下関市~
山口県最大都市:下関市
山口県で1番人口の多い街なんです。
下関市は瀬戸内海の入り口として古くから栄え、
歴史的にも重要な街です。
下関のフグ
下関市の魚は言わずと知れた「フグ」
下関の人は「フグ」と呼ばず、「フク」と呼びます。
これは、フグだと不遇につながり、フクなら「福」
すなわち幸福につながるとされたからです。
下関ふぐは、伊藤博文のフグ食解禁から発展し、フグの本場としてその名を全国に広めました。
下関は漁港として一時期、全国一の水揚げ量だった時期もありましたが、
徐々に衰退していきました。
そこで、下関市はふぐをブランド化し、広報活動を積極化させました。
それが功を奏し、現在では下関と言えばフグ、フグと言えば下関と言われるようになりました。
実は、下関ではそれほど多くのふぐが獲れているわけではありません。
しかしながら、全国からフグが集まり、フグ食の専門家が集まっているため、
下関は今でもフグの本場と言われています。
もう1つの象徴:意外な市の鳥
下関市の市の鳥をご存知でしょうか?
なんと、「ペンギン」なんです!
下関市にある海響館には、世界最大規模のペンギンプールがあります。
ペンギンのヒナも見ることができます。
また、フンボルトペンギンの重要な生息場所の1つ、
チリの「アルガロボ島」を再現し、特殊な土や専用の巣箱を用意することで、フンボルトペンギンがより自然な状態で営巣や育雛などができるようにこだわった設計になっており、従来の展示施設とは一線を画する施設となっています。
そして、このフンボルトペンギンのフロアは、
「フンボルトペンギン特別保護区」と呼ばれ、
チリ国立サンチアゴ・メトロポリタン公園よりフンボルトペンギンの生息域重要繁殖地として指定を受けており、海響館とメトロポリタン動物園との相互協力により、海響館で培った飼育技術や学習プログラムを通じて、野生地でのフンボルトペンギンの保護などに貢献しています。
うわさによると、このフンボルトペンギンは意外と日本の気候に合ったみたいで、
大繁殖してしまったそうです。