そうせい候が眠る場所~香山墓所~

昨日、山口市瑠璃光寺五重塔を紹介しました。

そのすぐ隣、歩いてすぐのところにそれはあります。

 

周りを木に囲まれ、瑠璃光寺の華やかな雰囲気から一転、ここは静かな雰囲気。

うぐいす張りの石畳みが姿を現します。

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厳かな雰囲気の石畳

階段を上ると「そうせい候」として知られる毛利家13代当主敬親と妙子夫人、
最後の藩主となる次代元徳と安子夫人、さらにその子の元昭と美佐子夫人が眠り、
毛利家歴代諸霊」と刻まれた墓碑が1基あります。

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萩藩主の墓所

毛利家歴代当主が眠るのは、萩の大照院(初代秀就と2~12代の偶数代)、東光寺(3~11代の奇数代)、旧天樹院(藩祖輝元)と山口の香山墓所

香山墓所は前述の3ヶ所とともに国史跡に指定されています。

また、萩3か所にある墓のほぼすべてが五輪塔型であるのに対し、

香山墓所に眠る3代の墓は土饅頭型をしています。

 

なお、墓所前に広がる石畳は「うぐいす張りの石畳」としても有名で、足を踏み鳴らしたり、手を打ったりすると、独特の音の反響を体感できます。

これは計算されてつくられたものではなく、偶然そうなったようです。

 

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